【100m走をしながら将棋をしながら】

こんにちは。よっこです。

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卓球は、

『100m走をしながら将棋をするようなスポーツ』と比喩されますが、

本当にそうなのでしょうか。

 

単刀直入にいうと、トップ選手は脳では考えていません。

 

卓球はあらゆるスポーツの中でも、ラリーのテンポがダントツで速い競技です。

さらに、回転が与える影響も球技ではダントツです。

 

卓球選手がラリー中に考えなくてはならないことを挙げると、

 

◯相手の打球の方向(どこに来たか)

◯相手の打球の回転の種類(何回転か)

◯相手の立ち位置

◯返球するときのコース

◯ラケットの角度

◯技の選択(ドライブなのかツッツキなのかなど)

etc...

相手の打球が来るまでの0.何秒かの間に判断しなくてはなりません。

 

つまり脳で考えてから「よし、こうしよう」とするのでは、

とっくの間にボールははるか後ろに通り過ぎてしまうのです。

 

では、どうしているのか。

 

経験・反射によるものです。

 

何度も何度も練習を積み重ねることで(経験)体が勝手に動く(反射)状態になります。

 

もちろんその状態になるためにしっかり考えて練習する必要があります。

 

「体に染み込ませろ!!」と聞くと少し古い考えのようにも思えますが、

卓球というスポーツにおいては、それがとても重要なのです。